東京・調布市・多摩でこだわりの外構とお庭
〒182-0002 東京都調布市仙川町3-5-14 メープルリーフガーデン307
受付時間 | 9:00~18:00 |
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アクセス | 京王線 仙川駅 徒歩7分 駐車場:近くにパーキングあり |
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この業界、多くのマニュアル本が出版されていますが、多くは一時の意匠に主眼が置かれ、機能面から言及した文献は少なく、またその求められる機能が変化していく事への配慮や、環境面への配慮に至っては他の関連分野に比べ、皆無と言えます。地球温暖化、CO2削減、大気汚染、水質汚染、海洋汚染、そしてSDGz、ZEH等業界を取り巻く環境、社会情勢は大きく変化しています。そんな中、業界は職人不足と言われて久しく、業界を第一線で支えてきた親方や、熟練者が第一線を退きつつあり、ここ数年加速度的にその動きが早まっています。若い人と違い情報の発信力が乏しい、という理由だけで彼等が育んできた知見が伝承されない事態はいかにも残念である、と考えます。熟練の職人ではなく、練度を問わず作業員の誰もが施工できる工法、材料の開発は待った無しですが、それ等の新製品、工業製品に頼った計画・設計だけでなく、従前の日本の風土に合致したエクステリアの計画・設計を整理することは意義があると考えられます。
若手設計者(建築設計者含む)にとって地球環境に配慮した、人が住まう快適な住環境(外部空間を含む)を計画、検討するには何が求められるのか、敷地調査(計画地を読み解く)から計画検討、設計までまとめられた資料は非常に参考になると思われます。また、建築の設計者にエクステリアの理解を深めてもらうのに参考となり、結果的に建築物とエクステリアが協力して快適な住空間創造に供すると、考えられます。
2023.03.02にお付き合いさせて頂いているハウスメーカーさんの有志の方々と、ロートアイアンの工房を訪ね、ロートアイアンの加工の真似事をさせて頂きました。ロートアイアンの持つ魅力、アルミ製工業製品との違い、建物内部と外部空間を繋ぐパーツとしての可能性を体感しました。
2023.03.08 石正園・平井社長のご厚意で、豊富な作庭歴を誇る氏の事例の中でも特殊、稀な事例の現場見学会を開催させて頂きました。参加メンバーはエクステリア学会、植栽委員会と新年度より活動予定のエクステリア学会、設計検討委員会のメンバーを中心に、自分が名刺交換した方々に声を掛け総勢30名程になりました。今回、この現場の見学会は2度目であり、第1回は昨年09.28 に実施しており、その時は着工して1ヶ月?あまり、進捗率30~40%でしたが、参加された皆さん、大いに“刺激を受けた”様子でした。その際多くの参加者から「植栽工事が完了した段階で、また観たいね。」と好評につき完了直前の段階で、再度見学会を催す事になった次第。
この案件、個人邸の庭園の範疇には当然納まらず、都市公園的かつポケットパーク的な要素を備えつつ多自然型ビオトープの要素も多分に含んでいる、という平井社長の豊富な経歴であればこその案件と思われました。一般のエクステリア部材、工業製品を使わない、という氏の頑な理念、哲学を感じさせる(この点に関して直接お話しを伺った訳ではありません、勝手に自分が感じているのですが)様でした。参加者の多くが、色んな意味で刺激を受けた見学会であったと思われます。 以下はその際に頂いた直近(2023.03.01)で発刊された「師弟百景」辰巳出版の画像です。“鑑定団”に備え念のためサインを頂きました(笑)
以下は昨年9月28日に行った第1回見学会の模様。まだ土工事が佳境の状態でしたが、平井社長の軽妙で判り易い説明に、非常に興味深く現場を見る事が出来ました。
2022.12.02 2021に引き続き、お付き合いさせて頂いているハウスメーカーさんの入社3年生の若手社員(設計・工事担当共)を対象とした、エクステリア研修の講習をさせて頂きました。実務経験は当然浅いのですが、物事に対する取り組みがフレッシュで、当方が刺激を受ける機会でした。
2022.7.10に多摩マンション管理組合連絡会において、新任理事を対象とした、植栽管理に関してお話しさせて頂きました。話すにあたって事前に多摩NTの周辺を巡回しましたが、切土、盛土部分の植栽を通じて経年変化の違いを体感でき、自分自身にも参考となりました。そして高齢化社会が進む中、集合住宅供用部分の植栽の抱えている課題に関して改めて考えさせられる体験でした。
2023.07.24 某大手ハウスメーカーにて当該メーカーのエクステリアコンセプトに関し、その意義・効用そしてそのポイントを解説・説明させて頂きました。一緒に石正園・平井社長の蘊蓄あふれるお話しを聞く事ができ、非常に有意義のある時間を過ごせました。
11月某日、(一社)日本エクステリア学会・設計向上委員会の皆さんと小松石産出場と江之浦測候所を見学に廻りました。今回は特別に石正園・平井社長も参加され、途中一人では中々敷居の高いヒルトンホテルのラウンジで普段リモート会議でしか会することのできない委員同士と、非常に有意義かつ楽しいひと時を持つことができました。
完全予約・入替制、中学生未満は入館を遠慮して頂く、という運営者(公益財団法人小田原文化財団)側の施設への想い入れ、理念、信条を色濃く感じさせる場でした。造園、建築、土木に関わる立場の方は一度は訪れるべき或いは、実際は四季折々違った表情、景観を見せてくれるであろう空間であり、春、夏、秋、冬それぞれに訪れたい、“空間” と“日本人の精神性”を感じさせられました。
今後行かれる人に一つアドバイス。入館直後は完全予約制とはいえ、各モニュメントで人が滞留します。画像を撮りたい方は30分程度 “我慢” し、一連が次に移動するまで待機するつもりでいる事でしょうか。
下左の画像、据付している際中に割れたのか、割れた岩を据付たのか、委員の方の見解が色々出て興味深かったです。 もし据付している際中に割れた、としたら監督員、担当者のその瞬間の心中は....とメンバー皆興味深々の様子でした。
5月中旬、設計向上委員会のメンバーでもある、東洋技研さんが施工した厚木市街地内の外構と植栽工事現場を2件見学した後、事務所用地内にて、今年度の事業計画等々に関して協議を行いました。日頃の検討会がリモート会議が主であり、リアルな対面での会議は久しぶりで、やはり活発な意見が出て章立て、進捗の大まかな方針が定まり、有意義な会となりました。 対面という事もありましたが、木陰でのミーティング、頭上でウグイスの鳴き声を聞きながらの検討会は、建築物のソト、外部住空間を対象とする会にとって改めて、その機能、効用を認識させられる機会となりました。
東洋技研さんの事務所周辺での設え、は安易な造語、カタカナ語は控えるべきかと思われましたが庭が本来持つ機能(育てる、収穫する)と癒す、癒される空間を認識せずにはいられず、
Agrigarden というワードが自然に想い起されました。この造語、既に飲食店等の名称にあったりして、この発想が案外一般的なんですね(笑)
”生ウグイスの鳴き声” を聴きながらの検討会は今後そうそうできるものではなく、快適でした
午前中はしっかり現場の見学
検討会の後は五月晴れのもとBBQ