代表者ごあいさつ

　当サイトを訪問して頂き有難うございます。
自然豊かな信州の片田舎(現在は典型的な限界集落！)で育ち、父が事務屋だった反動で、自分が働いた証がモノとなって残る仕事.....、自然に触れる仕事が.....という想いで大手ハウスメーカーの外構・造園(当時、エクステリアという呼称は、一般的ではありませんでした)部門に16年余り従事しました。その後半は、(財)住宅生産振興財団の共同分譲事業(都市基盤整備公団が土地を分譲し、民間大手ハウスメーカーが建物を分譲)に携わり、この際、各々異なった工法、意匠・デザインを持つ、ハウスメーカー各社の建物と調和の取れた共通外構計画・設計を一手に行う事で、街造り、街並み造りの“面白さ”に目が向きました。通常の戸建て住宅では出来ない、建売ならではの街区の計画、面開発に興味を持つようになりました。この間、「何故このような接道の条件で、この様な配置､配棟をするのだろう？」という想いが募る事が多々ありました。そこで建物が配棟される前の街区割、道路付け、公園緑地も含めた大規模な面開発検討に携われる、総合土木建設コンサルタントへ入社しました。約10年在籍し、当時従事していた東海環状自動車道の一部開通を機に「人が住まうための身近な環境造り」を目指すために、環境設計工房プタハを設立いたしました。
　どのハウスメーカー、工務店の建築担当者も技術の進歩につれ、新しい設備商品・システム等の知識
税法上の優遇措置のクリア(長期優良住宅、低炭素認定住宅等)、性能評価制度、新たな法規制等々の対処、業務過多により負荷が増しています。それに加え計画面積の狭小化、費やす時間の減少、空間的、時間的なゆとりは無くなっています。とても建物の外部の工事まで、配慮し、改めて建築計画を再検討する、といったプロセスを経る事は難しくなっている事が、業界の実情です。　かつては腕の良い大工の棟梁が基礎屋さん、建具屋、屋根屋、左官屋、水道屋さんから植木屋さんまでを束ねて、1本の指揮管理系統が統一され家が建っていました。現在は分業、タテ割化が進み、総合的な見地で建築事業を見る総括責任者・directorはいません。　いなければ、自分である程度建築事業全体を把握しておく必要があります。エクステリア業者さんの中には「早めに外構プランを検討して....。」、「少なくとも、建築基礎工事の際には外構プランを検討しなくては....」と警鐘を鳴らしています。私はそれでも遅すぎると考えます。建築を思い立ったら、工事は一番最後でも、建築の文献、資料に目を通す前に、建物が建った後の外部の環境に想いを巡らせ、敷地の全体計画、将来像をイメージしてからその後、建築を研究される事が肝要と思います。それが後悔しない建築とエクステリア、快適な住環境創りへの、第1歩につながると考えます。　通風の件、残土の件、客土の件、水吐けの件、地盤改良、深基礎の件、高齢となった場合の階段スペースの件等々、どれもエクステリアに関わり、その検討を後回しにしたがために、結果、断念する、我慢するといったエンドユーザーと事例をあまりに多く見てきました。エンドユーザーにとって全てを把握しなくとも、全くエクステリアをイメージせすに、展示場を訪問するような事は避けて頂きたい、と考えます。“丸腰で敵陣へ突っ込む(笑)”様な事になってしまいます。当事者となってしまえば、絶対に笑い事では済まされません。詳細は他のコーナーに記載する予定です。皆様の今後の建設計画にきっとお役に立つと考えます。　

　プタハ とは古代エジプトの “創造の神”、　モノ創りのマインドを大切に、皆様の快適な環境造りをお手伝いいたします。